顎咬合学会 第37回学術大会

令和1年6月22.23日
場所:東京
歯科医師:院長、松林
歯科衛生士:福田、井川、中司

 今回の講演会では、改めてプラークコントロールの大切さや患者さん自身を知り、日常会話の中でのさりげない問診が とても大切になるということを学びました。
 昔の歯科は「虫歯の洪水におぼれる子供」という時代で「削る・詰める・抜く」の三拍子でした。21世紀に入り、「取り 戻す・防ぎ守る・健康管理」という予防歯科へと変化してきています。つまり私たち歯科衛生士の技術面も大切ですが、いかに 患者さんにプラークコントロールの大切さを伝え、日々のブラッシングに活かしてもらえるのかコミュニケーション力も大切に なってくると思いました。
 プラーク(歯垢)とはう蝕(虫歯)の原因菌や歯周病の原因菌など様々な細菌の塊です。そして歯肉から出血する原因の 1つとしてこのプラークが関係しています。歯肉が傷ついて出血しているのではなく、内縁上皮(歯肉の内側)が弱っている ため出血しています。この血を栄養素としているのが歯周病菌と学びました。鉄分があることで増殖し病原性へと変化して いくようです。この歯周病菌は18~20才頃に口腔内に住みつくので子供の頃からのプラークコントロールが大切だと 思いました。
 口腔内だけでも、唾液の多さ、粘膜の硬さや歯並びなど1人1人違います。それに加え患者さん自身がかかえている問題や 全身疾患、生活環境も異なっている中で、私たち歯科衛生士は歯科医師と患者さんの間に立ち患者さんの変化を少しでも 気づく力が必要になります。患者さんを知る第一歩として患者さん自身の最も大きな問題点は何か見抜くことが大切です。 それは全身状態やう蝕の傾向、ブラキシズム(歯ぎしり、くいしばり)など色々な視点から見ることが必要になります。 その為にはセルフケアでどれくらい時間をかけられているのかなど生活環境を知ることが大切です。それが1人1人に合った 治療方針や指導に繋がると考えました。少しでも患者さんに合ったブラッシング指導や寄り添った治療が行えるよう日々 努力していこうと思います。