日本臨床歯周病学会 九州支部教育研修会

令和6年3月3日(日)

場所:福岡

歯科医師:院長

 午前中の講演では、世界初の歯周組織再生薬、リグロスⓇの臨床報告を中心に聴講しました。リグロスⓇは、発売されてから約5年が経ちました。現在当医院の再生療法にも使用しておりますが、どのような症例に使用するのが適しているのか?どんな使い方が有効なのか?数多くの症例報告がなされ情報の蓄積が行われて来ている中、使いどころと術式の最適化についての解説を聞く事が出来ました。
 午後の部では「21世紀に求められている歯周治療とは?」という演題を聴講しました。21世紀に入り、もうすぐ四半世紀が経ちます。20世紀の治療と比べ、低侵襲でかつ成功率の高い治療が行えるようになってきました。予防先進国において歯は多く残せるようになり、欠損が少なくなりました。しかしながら、日本においてはまだまだ歯周病は増加傾向にあるのが現状です。
 21世紀の今、歯周治療に何が求められるのか?歯科衛生士、Dr、そして患者さんと一緒に一丸となって、歯周病の予防と治療に取り組んでいきたいと思います。