JIADS総会 学術大会 そこが知りたい!臨床ステップアップのkeypoint

令和3年12月12日(日)

場所:web開催

歯科医師:院長
歯科衛生士:福田、西林、中司、山田

 “全世界で最も蔓延している病気は歯周病である。地球上を見渡してもこの病気に冒されていない人間は数えるほどしかいない”との記載が2001年のギネスブックにされました。この歯周病菌は18才以降に口腔内に住みつきます。この菌たちが30代をピークに発症をすると、将来入れ歯になる可能性が高くなるそうです。菌はたくさんの種類がおり、その中でも特に悪い菌は、P.g菌、T.f菌、T.d菌の3種類で“レッドコンプレックス”と呼ばれています。このレッドコンプレックスがいると歯周病になり、進行する割合が12倍といわれているそうです。レッドコンプレックスを活発にさせないためには、エサとなるタンパク質と鉄分(ヘミン鉄)を歯周ポケットから減らすことが大切です。特に鉄分は、血に含まれています。そのため、出血をしない健康な口腔環境を作っていくことがとても大切です。
 また、全身疾患や内服薬も口腔内と大きく関わってきます。口が乾きやすくなってしまったり、歯茎が腫れてしまったりすることがあります。そうすると細菌が住みやすい口腔内になってしまいます。
 健康な歯茎の状態でもずっと歯垢が残っていると菌たちは病原性を高めていき、炎症を起こし、ブラッシング時に出血しやすくなります。この様な状態にならないためには定期的な歯科検診を受け、どこに磨き残しがあるのかを知ることが大切です。磨くのが苦手な部位を知っていることで、意識してハブラシをあて、歯垢をためないことができます。衛生状態を維持することが歯周病の進行を遅らせることにつながります。
 患者さんそれぞれのお口の状態に合わせて日々のブラッシングに取り込みやすい磨き方を伝えていき、指導前後での違いをお伝えしたり、歯周病についてもっと知って頂きたいと改めて思いました。