広島県歯科医師会 第一回学術講演会「インプラントのトラブルを回避するための治療戦略」
令和4年5月15日(日)
場所:広島
歯科医師:院長、山﨑志織
歯科衛生士:井川、中司
今回の講演会ではインプラントについて学んできました。インプラント治療は虫歯や歯周病、または破折等によって歯を失った部位の顎の骨に人工の歯根を埋め込み、歯を装着する治療法で近年広く普及しています。インプラント治療の利点は残っている自分の歯を削ったり負担をかけずに治療を行うことが可能なこと、また、自分の歯と同じようにしっかり噛むことができるのもメリットの一つと言われています。しかしながら欠点もありインプラントを埋入するための手術を受ける必要があるため全身状態が良くない場合には適用が難しい場合があること、治療期間が長いこと、保険適用ではないので治療費が高額であることが挙げられます。またインプラントは骨に結合するのですが粘膜との結合が強くないため自分の歯と比較すると感染に弱いことも欠点です。インプラントは虫歯にはなりませんが歯周病にはなります。今現在、歯周病が中等度~重度の患者さんや喫煙される患者さんにおいては治療後のインプラントの寿命が低いことが報告されています。なので当院ではまず歯周病の治療(歯磨き指導や歯石除去)を優先して行い、その後適切な診査、診断のもとインプラント治療を行うようにしています。5年生存率が97.2%と言われるインプラント治療は患者さんの協力が必要不可欠です。毎日の歯磨きを徹底してもらいお口の中の細菌数を減らしてもらうこと、また、治療後は定期検診に通ってもらいチェックを受けクリーニングを行うことがとても重要です。
「身体の健康はお口から」と言われているようにしっかり噛んで美味しく食事をすることは健康な生活を送るためには欠かせません。そのサポートができるよう歯科衛生士として日々頑張ります。