日本臨床歯周病学会 中国・四国支部教育研修会 ~ベーシック歯周外科を学ぼう~

令和2年10月25日(日)
  場所:広島
歯科医師:院長
歯科衛生士:福田、井川、中司

 今回は、「ベーシック歯周外科を学ぼう」のテーマでZOOMによるリモートでの学会が行われました。人によってお口の中は、虫歯のリスクが高い方、歯周病のリスクが高い方、ブラキシズム(歯ぎしり、くいしばり)の強い方など様々です。そのリスクに合わせて歯磨剤を変えたり、マウスピースを推奨したりしています。しかし、抜歯になってしまうケースもあります。抜歯原因第1位は歯周病の37%、2位は虫歯の29%、3位は破折の13%です。2019年厚生労働省の発表では、平均寿命が男性81.41歳、女性87.45歳と延びている中、それに伴い健康寿命も延びてきています。男性と比べて女性の方が平均寿命が長い為その分要介護の時間も長くなります。健康寿命を延ばすには、出来るだけ自分の歯で美味しく食事をとることが大切です。

 歯周病が進行してしまった歯の治療の選択肢の1つに、歯周外科治療があります。歯周外科治療には「歯周組織再生療法」等々、数種類の術式があります。それぞれ利点・欠点があり、患者さんにはそのことを同意のもとで行う必要があります。また、外科治療を行うにあたって、患者さん自身の協力も必要不可欠です。外科治療を行った後、治療部位は基本的に歯ブラシを当てることが出来ないなど他にも注意事項があるからです。その為当院では1週間に1度来院して頂き、歯茎の状態の確認やクリーニングを行います。術後の患者さんの協力によって成功へと繋がります。私たち歯科衛生士からも患者さんが安心して歯周外科を受けて頂けるよう不安を取り除き、丁寧に説明を行う必要があります。そして大切さを伝え歯周外科が治療の1つとして選択できるようサポートしていきたいです。

 最後に、プラーク(歯垢)は細菌の塊です。この細菌は、血液に入り全身を巡ることがあり心臓疾患や脳血管疾患の引き金になることがあります。そして今流行している新型コロナウイルスも口腔内が汚れていると感染リスクが高くなると言われています。日々のブラッシングを大切にし、全身的にも病気にならない口腔内を維持していきましょう。